2009/10/25 日曜日

チャンギ空港が人気なのは、チャンと利用者のことを考えてるから。

Filed under: 課外授業 — Lucy+K @ 14:30:30

成田に着くといつも思うのが、どうして降りてすぐあんなに歩かされるのにカートがないのよ。と
毎度手荷物が多い私は、あぁ日本て…と帰国直後に思うことナンバーワン。
ここのところハブ空港云々とうるさいけれど、そもそも成田にしろ羽田にしろ利用者の立場になってチャンとは考えられてない気がします。
もちろん努力はしてるのは見受けられるけど、だいたいアイディアの主体が自分側なんですよね。厳しいけど。

ニュースで先日のインド旅行の際にトランジットで立ち寄ったシンガポールのチャンギ空港が、世界で最も人気のある空港に選ばれていた。

CHANGI.jpg

行き帰りと3時間くらいしか滞在しなかったのにその充実さを実感。というより、奇麗や便利なのは当然で、うーん、言葉足らずで申訳ないのですが、快適ということを本質的によく考えられていている。「ここに住みたいなあ。」と思わずつぶやいてしまったくらい。
椅子ひとつとっても、お店の選び方も、家族にもこどもにもビジネスにも、空き時間をつぶすにも、誰にとっても抜け目ない。個人的なところで言えば、手動の箔押し(型押し)器などもあってそれを体験できるところとか(笑)。

だから、みんなの中心になるハブ空港だとかなんとかいうのなら、その前にもっといろいろ考えないといけませんよね。

私たちもハブ雑貨屋になれるように頑張ります。
(そ、そうだったのか?!)

さて、主体といえば、先週からカメラ日和学校のgg講座がはじまりました。2009年の二期は、10月から2010年1月までの全5コースです。

私たちの講座は写真展の作り方の授業なのですが、これまた難しい。空港と違い主体がどちらもありうるのですから。

それが整理されていないと大変です。まずどうして写真展を開きたいか、それによって展覧会自体の表現の仕方が異なるので。

仕事につなげたいくらい真剣な人は、どんなに辛いだろうと写真展自体のクオリティをあげる必要があるでしょうし、逆に友達同士で楽しい時間を過ごすためのグループ展に必要以上にこだわりすぎてしまうと、結果楽しくなくなって、良い展示にならなくなってしまうし。それによってまわりの人への言葉遣いや告知方法も変わってきます。それぞれ自分の最終的な目的を理解することが一番大切です。

日本の空港も目的にそって本質的な部分での快適さが備わってくれると嬉しいです(自分には出来ないけど言うだけはタダ!)。とはいえ、まずはデザインがいいだけでも心地良いもの。と思うと、やはり何事もデザインも重要な要素のひとつです。ちなみにデザイン的な面で言うと、私はコペンハーゲンとアムステルダムのスキポール空港が好きです。

kamera.jpg
来る人のことを考えた写真展をつくろう!の一回目の講座は、写真展開催までの基本の流れとコツでした。
つたない経験を通してですが、少しでも身になる内容を生徒のみなさんに伝授できたらと思いますのでどうぞよろしくお願いします。次回は写真家の服部さんの好評会とジャーナリズムとアート作品の違いについて。

宿題の課題もお忘れなく!

札幌の絵ふで校長から誤字のメールが来た(笑)ありがとうございます! ×好評会→◯講評会 気持ちは好で。

そういえば先週はそんなまほうの絵ふでチームと打合せ兼飲み会でした。
グリフの柳本さんもまじって、というか柳本さんの打合せにこちらもまじって展覧会についてかなり語り合いました。いえ、呑みました。何度もやっているスーパー先生たちでもやはり目的と表現は難しいものです。
札幌の柳本さんの展示大変楽しみです。

2 Comments »

  1. ハブ雑貨屋ナイス。
    その考えは大事ですねぇ。
    ハブな人とか。いやなんか違う。

    Comment by すぎやま — 2009/10/26 月曜日 @ 3:33:23

  2. すぎやまさん、お久しぶりです!
    わんちゃんお元気ですか??

    29日まで展示をしています。
    お近くの際にはハブ?雑貨屋へお越し下さいませ。
    ではでは〜

    Comment by gg ハラダ — 2009/10/26 月曜日 @ 21:21:33

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