インドのサリーのこと。
会場内で展示していた長い布はサリーのための生地です。
すべてオリッサで買ってきました。
サリーは 色も模様もすごく綺麗で、また5メートルもの布を身にまとい服になるという仕組みもすごいことです。長く肩から後ろにたらした部分は頭にも巻けて日よけになったり、暑すぎるインドではすごくりにかなっています。
今回期間中はオディッシーの衣装、又はサリーを来ての撮影会がありました。オリッサ人の奥様が着付けをしてくれて 写真家の服部さんが撮影を担当。
着付け撮影会は大人気で朝から若い女性たちの行列ができていました。その中の一枚。
と失礼!こちらのマダムはスペシャルゲストでオリッサから展覧会にあわせ来日してくれていたドリーンさんです。毎日会場にいてくれて毎日違うサリーをきてくれていたんです。彼女のおかげで とてもインドらしい空間になりました。
で、次の写真は、ジジ倶楽部の女子チームが着付けにやってきてたので載せときます(笑)。
かわいい!!!
しかも地方によりいろんな巻き方があるんですよ。
でも最近のインドでは、デリなどの中心地ではグローバル化が進みあまりサリーは、着られていません。オリッサでも中心部では半分くらいですかね。でもまだオリッサは少し田舎に行けば、サリーが多いです。なくなってくるのはなんだか寂しいですが、昔の日本が欧米化で着物を着なくなっていったような流れなんでしょう。ひとんちのことをとやかくいえる立場ではありません。
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そういえば、去年一回目にインドに行った時、私は西インドのほうのナグプールという街へ一週間くらい立ち寄りました。インド仏教の佐々井さんがいるところです。(この街については、またいつの日か詳しくお話します)
そこは、まだほとんどの人がサリーか、その生地でできた普段着でした。
何気ない道ばたの女性たちもみんなサリー。
しかも、私ははじめてのインドで目立ってはいけないと思っていたから、とにかく地味で汚さそうなかっこうをがんばってしていったのに 、ホームステイ先のママから、「女性がそんなみすぼらしい格好で外を出歩いちゃいけません。」と言われ、なんと毎日ママのサリーに着替えさせられたのです。
持っていった自分の服なんてここでは1日しか着なかった。
その変身ぶりがあまりに面白いので毎日借りた服の写真アップします。
ここから先は、暇つぶしに。
右側の怪しい人物がナグプール初日のわたし。まずは日本の服でせいいっぱい目立たないようなスタイリング。頭は帽子では隠す範囲がたりなく日差しが暑いのでスカーフをかぶってないとヤバいとママがくれた。普通が45度とかですから。
自分的には完璧な格好と思っていた。
次の日ちょっとした式典にいくことになっていたので
前日の私の服を見かねて ママたちが騒ぎ出す。
着付けがはじまる。
右手前服部さん撮影しながらたぶんおもしろがってる。
街へ繰り出すと、
どうみても目立っている。
でも確かにここまでくれば逆にこの人に悪さをしようとは思わないかも。
となりは映像担当三旅さん。たぶんこちらもおもしろがってる。
家にいるときも
翌日着せられた普段着
またお出かけ用にサリー
散歩ようの服
またサリー
遺跡にいくための服
これは日本ぽい。
しかし遺跡の頂上は暑すぎてやっぱりスカーフをかぶる。
腕が焼けないように全身すっぽり、こんな巻き方で歩き回っていた。
これはなかなか良い絵だ。
しまいには暑すぎて
焼けないようにこんなことになっていた。
もうどんな格好でもよくなりどうしたら肌を隠せるかしか考えなくなってくる。
ふりかえればこのステイ先のインド人ママのおかげでとてもいい記念になった。
そうか、郷に入れば郷に従え(あってる?)
つまりそこのひとたちと一緒の格好が一番目立たないのね。
あくまでもナグプールでの小山の話です。
機会があれば是非サリーきてみてください。
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